木村 清衣衞(きむら せいべえ)(昭9.3.9生・滋賀県甲賀郡水口町)
滋賀県水口町において、多年にわたり体育指導委員をはじめ関係団体の要職を歴任して陸上競技、ニュースポーツの普及に努めるなど、地域スポーツの振興に貢献された。
1] 昭和33年4月水口町体育指導委員となりスポーツの実技指導や助言を地域住民に対して積極的に行い、45年からは滋賀県体育指導委員協議会の役員(理事、57年〜会長)として同県の体育指導委員700余名の先頭に立ち、各種スポーツ大会、研究協議大会等の企画・運営に携わるとともに、体育指導委員の資質向上に寄与している。この間、近畿体育指導委員協議会会長、また、全国体育指導委員連合の副会長をも務めて、全国の社会体育指導者の中核的な存在として活躍した。
2] 学生時代から陸上競技を愛好しており、60歳を記念してホノルルマラソンに参加して完走するなど自らの健康と体力づくりを実践、また昭和45年以来滋賀県陸上競技協会に所属して、陸上競技人口の増大を目指し指導者養成に努めるとともに、小学生・児童の陸上教室の開設を県下各市町村に呼びかけて、多くの小・中・高校選手の育成に尽くした。平成5年中高齢者を対象に心身の健全保持増進を図る滋賀マスターズ陸上競技連盟を設立させ、理事長として組織の充実と会員の拡充に努め、全国で第12位の会員数・735名を擁するまでに発展させた。
3] 平成8年7月にソウル(韓国)で開催されたアジアベテランズ陸上競技大会の日本選手団180名の団長として参加、11ヶ国(参加者1656名)の国別対抗においての優勝に大きな役割を果たした。また同10年兵庫県明石市で明石海峡大橋完成記念・阪神淡路大震災復興支援レースとして開催された第4回世界ベテランズロード大会には実行委員として参画し、海外18ヶ国・267名を含む17000名が参加したレースの成功に寄与した。
4] 高齢化社会においては、生涯にわたってスポーツに親しむことが重要との認識に立ち、平成10年2月生涯スポーツ団体の組織の充実と普及振興を図るため、滋賀県スポーツ・レクリエーション関係団体協議会を発足させて副会長となり、またグラウンドゴルフ協会、バウンドテニス協会、ターゲット・バードゴルフ協会の設立にも関与するなど、地域スポーツの振興と発展に意欲的に取り組んでいる。
(滋賀県教育委員会推薦)