下妻 正順(しもつま まさより)(昭8.8.27生・秋田県能代市)
昭和33年ボーイスカウト秋田第6団が能代市に発足するとともに指導者となり、以来、多年にわたり団活動の活性化と団員の指導育成に邁進し、青少年の健全育成に貢献された。
1] 昭和33年5月能代市にボーイスカウト秋田第6団が隊員31名で発足するとともに指導者となり副長、同35年ボーイ(小学校2年〜中学校2年)隊長、44年以来団委員長となり、40年間にわたって団活動の活性化と団員の育成に尽くしている。
発団当初から団の運営資金、スケジュールの作成、スカウトの訓練指導、連絡にあたるなど、孤軍奮闘して団活動を支えてきたが、同52年には活動の拠点として、本来の職務(住職)の願勝寺敷地内に103m2(約31坪)のスカウト会館を建設した。以来、毎月の例会や諸会議の開催、救急法の講習会、スカウトの基礎訓練など様々な活動の場として頻繁に活用されている。
2] ボーイスカウトの社会奉仕の精神である“ちかい”と“おきて”のもと、青少年が常に強く、大きく育つようにと、団活動の継続と発展のために強い意思力をもって活躍しているが、自らも積極的に各種大会に参加し、蓄積した成果を後継者に伝えている。
昭和34年の第2回日本ジャンボリー(滋賀県)、同35年キャンポリー第1回秋田県大会・第2回東北大会、36年第1回大谷スカウト年少幹部訓練、39年第16回国体奉仕(秋田県)など、県内外を問わず以後も各種大会に参加する一方、秋田県連盟理事や米代地区協議会委員長を歴任して秋田県におけるボーイスカウト活動の進展に寄与している。
3] 氏は、社会問題となっている青少年の健全育成のためには、ボーイスカウト活動は最も優れた実践機関の一つであるとして、ねばり強い努力と青少年に対する深い愛情に基づき、社会への奉仕と自己の錬磨に努め、豊かな郷土づくりに大きく寄与している。
(秋田県教育委員会推薦)