小松 修三郎(こまつ しゅうさぶろう)(昭6.1.7生・宮城県古川市)
多年にわたる教員生活の豊かな識見を生かし、昭和60年から青少年相談室相談員、青少年環境浄化モニター、薬物乱用防止推進委員等を歴任し、青少年の非行化防止と健全育成に貢献された。
1] 昭和60年4月古川市教育委員会青少年相談室の社会教育指導員、同62年からは専任指導員となり、街頭における青少年の補導活動を年間、毎週3回、補導員30名が5班に分かれて市内の盛り場を巡回して行い、また、来室・訪問・電話による悩みごとの相談活動にも積極的に取り組んできた。
この間、青少年への直接的な指導や助言はもとより、保護者にも親身になって適切な助言・支援活動を続ける一方、たえず市内の関係機関や団体との連係を図り、チラシの作成配付や、講演・講話、会合における助言などを、豊かな体験に基づいた識見を生かして意欲的に実践した。
平成元年度からは、宮城県青少年育成推進員をも務め、地域のリーダーとして古川市の青少年問題協議会や各種団体との連携強化に邁進し、同5年11月数十団体が協力して実現した第1回青少年健全育成古川市民大会の開催に貢献した。
2] 昭和62年宮城県青少年環境浄化モニターになり、地域の有害図書・ビデオ販売店、自動販売機、コンビニエンスストア、ゲーム場などの立ち入り調査を積極的に行い、環境浄化活動に尽くした。
また、宮城県薬物乱用防止推進委員を委嘱されて、麻薬覚せい剤禍撲滅を訴える「ダメ・ゼッタイ」普及街頭キャンペーン、国連支援街頭募金運動、「市民健康の集い」における啓蒙活動などの企画・運営の中心となって活躍し、平成6年度に1市4郡の古川地区会長、同7年からは宮城県副会長となり、推進員の指導にあたっている。
3] 地域住民の信頼も厚く、昭和63年と翌平成元年は町内会長、同2年からは古川市南町西区長として地域の諸問題の世話や地域青少年の健全育成活動の推進に努めている。
また、同9年度からは健全な家庭づくりや社会環境浄化の推進を図り、市民全体を対象とする「青少年のための古川市民会議」設立の準備委員会副委員長となり、結成に向けて尽力している。
(宮城県教育委員会推薦)