佐藤 正治(さとう しょうじ)(大11.5.1生・宮城県本吉郡志津川町)
宮城県志津川町において、多年にわたり率先して地域の防犯活動を実践するとともに、少年補導員として青少年の非行化防止と健全育成に貢献された。
1] 昭和36年明るい地域社会を作ろうと住民に呼びかけ、防犯協会員10名・240世帯の志津川町新井田防犯協会を結成して地区内を毎月2回、防犯運動期間中には5〜6回のパトロールを実施し、冬期11月から12月には拍子木を打って住民に火災予防を訴えるなど地道な活動を続けてきた。
この活動は他の地区のモデルとされて、防犯協会の結成、民間防犯体制の確立、さらには同町連合防犯協会発足の先駆的役割を果たした。
2] 昭和42年少年補導員制度の発足とともに、青少年の健全育成にかける指導性を見込まれて少年補導員を委嘱され、以来、少年の非行化等防止の補導活動に尽力するとともに、補導員の指導力の強化や相互の情報交換、活動の連係には組織化が必要であるとして、同55年志津川地区少年補導員連絡協議会を設立、会長に就任した。
同地区12名の少年補導員をとりまとめ、街頭補導をはじめJR志津川駅前における万引き防止や中高校生の薬物乱用防止キャンペーン、青少年のナイフ使用犯罪の防止キャンペーンなどを企画実施して、父兄や少年の非行防止意識の高揚を図っている。
3] さらに、子供の非行に悩む親の相談、非行に走った少年とともに職業安定所へ行って就職先を探し通勤する都度励まし続けて少年を更生させるなど、地域の防犯、青少年の非行化防止と健全育成に寄与している。
(宮城県推薦)