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とに尽きると思うのです。特に今はそうです。日本のエコノミストというのは、なぜ矛盾した議論を平気でするのかわからないのですが、円安だから円を使わないという人がいます。円安になるというのがわかっているのだったら、円で借りればいいわけです。ですから、なぜアジア通貨危機のすぐ後に、円建てで国債を発行して外貨を取り入れなかったのか、わからないですね。日本は、1%、2%で調達できるわけですから、もし3%もプレミアムをつけたら、みんな買いますよ。円建てで国債を発行して、5%とか6%の金利をつければ、みんな買いますよ。下がれば借りる方が得になるのだから、それで使われるのです。陰謀したなんて言っていないで、自分も負けずにすればいいと思うのです。もしも使ってほしいならです。でも、本当に使ってほしいのかどうか、よくわからない。使ったら何が起きるのかということについて、矛盾した議論をしている日本人には、荷が重いんじゃないかという気がいたします。

司会者  原田さん、ありがとうございます。

きょうはお忙しい中、皆さんどうもありがとうございました。

[文責事務局]

 

 

 

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