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図3.1-4 機関の回転数をパラメータとするNOx排出量算定式の比較

 

i.軸出力をパラメータとした排出量算定式の比較

一方、NOxマニュアルなどで用いられる軸出力をパラメータとした算定式を比較した結果を表3.1-10および図3.1-5に示した。

軸出力に基づく算定方法ではある地点で稼動している機関の時間ごとの出力が与えられれば定格出力(機関の規模)が未知であっても排出量の算出が可能である。逆に、定格1,000kWの機関の50%負荷時の排出量と定格500kWの機関の100%負荷時のNOx排出量は全く同量と計算される。

現在NOxマニュアルで用いられているNOx排出係数は、昭和60年に環境庁が中心となって構成された船舶ばい煙問題研究会が実施した「船舶からのばい煙量算定手法調査報告書」のデータがもとになっている。

 

 

 

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