1 調査の概要
1.1 調査の目的
本事業では、船舶排ガス中のNOx、SOx、CO2、HC等の大気汚染物質の排出量を算定するとともに、船舶排ガスに関係する規制の動向、及び大気汚染物質の排出量削減技術について調査を実施した。
今回は特に船舶からの大気汚染物質排出量算定に用いられる算出方法や算出根拠について統計資料を含めた各種の資料の精査及び実船調査を行い、大気汚染物質排出量算出に関する精度の向上に努めるとともに、新たに漁業やレジャー部門からの排出量の算定を試みた。
1.2 調査の経過
本年度事業の経過は以下の通りである。
平成10年6月23日 委員の委嘱を行った。
7月2日 舶用機関製造業者への聞き取り調査を実施した。
7月17日 第1回調査委員会を開催した。
7月22日〜24日 舶用機関製造業者及び計測機器製造業者への聞き取り調査を実施した。
8月17日〜19日 学識経験者及び舶用機関製造業者への聞き取り調査を実施した。
9月1日 学識経験者への聞き取り調査を実施した。
9月10日〜11日 舶用機関製造業者への聞き取り調査を実施した。
9月24日 学識経験者及び計測機器製造業者への聞き取り調査を実施した。
10月9日 学識経験者への聞き取り調査を実施した。
11月9日 第2回調査委員会を開催した。
11月17日 舶用機関製造業者への聞き取り調査を実施した。
12月12日〜22日 実船の排ガス計測(第1船)を実施した。
平成11年1月18日〜25日 実船の排ガス計測(第2船)を実施した。
3月1日 第3回調査委員会を開催した。