(4) 大水深用掘削ライザーシステム
大水深ライザ切離システムの開発に関して、大水深ライザーシステムの検討および中間切離しライザーコンセプトの初期検討を行った。大水深掘削ライザー制御方法の確立に関しては、通常時制御についてのプログラム化を行った。大水深掘削ライザー挙動解析技術の開発については、新しいライザー挙動解析プログラムの開発、水槽実験を行った。軽量ライザー技術の開発については、チタン合金の特性とライザーヘの適用性を把握した。
(5) 多相流計測システム
市場調査、開発効果の検討、技術動向調査、計測システムの検討、要素技術の検討を行った。
(6) 石油生産情報統合システム
石油生産プラットフォームにフィールドパスおよびフィールドパス技術により可能となるインテリジェント機器を適用した場合に得られるであろう経済的効果を2つのプラットフォームモデルを使い試算した。また、フィールドパス技術に関する調査研究として、ファウンデーションフィールドパスをベースにその上で石油生産システムの適用のための不可欠な要素を抽出し、それに絞って研究を行った。適合性および運用性試験システムの調査・研究を行った。さらに、フィールドパス実証実験の準備および計画の策定を行った。
プロジェクト評価
[公的評価]
[委員コメント]
多相流ポンプの設計、大水深用のライザーパイプの設計等、ハードウェアの開発に大きな進歩があったと思われる。このようにハードウェアの開発や施工などポイントを絞った研究テーマはプロジェクトとして成功する可能性が高い。
出典:「平成8年度石油開発技術センター年報」(石油公団石油開発技術センター)