3.2.4 生活の場としての海洋分野
(1) プロジェクトの抽出
表3.2-5に示すように、平成8年度における国の試験研究業務計画から、「生活の場としての海洋」に関連した研究開発プロジェクトについて、各省庁別に代表的なプロジェクトを抽出した。なお、平成8年度予算額が100万円以下のものについては割愛した。
(2) 省庁別にみたプロジェクトの動向
各省庁別に「生活の場としての海洋」に関連した研究開発プロジェクトの動向をまとめた。表3.2-6に各省庁別プロジェクトの分類結果を示す。なお、表中には代表的なプロジェクト名のみを記した。表中の()内の数字は、経常研究まで含めた表3.2-5に記載された全てのプロジェクト数を表している。
1] 北海道開発庁
「居住の場」の「構造物」に関してプロジェクトが2件実施されている。
2] 科学技術庁
「居住の場」の「海中居住」に関して、海洋科学技術センターが高圧環境が人体に与える影響についてプロジェクトを実施している。
3] 環境庁
「居住の場」の「構造物」に関して、埋立地浸出水の高度処理についてのプロジェクトが1件実施されている。
4] 農林水産省
「居住の場」の「構造物」に関して、浮体式波エネルギー吸収装置についてのプロジェクトが1件実施されている。
5] 通商産業省
「居住の場」の「構造物」に関して、埋立開発による環境影響評価等のプロジェクトが実施されている。
6] 運輸省
「居住の場」の「構造物」に関して、極めて多数のプロジェクトが実施されている。