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横断的手法による21世紀の海洋利用技術創出に関する調査研究事業報告書

 事業名 横断的手法による21世紀の海洋利用技術創出に関する調査研究
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


(2) 欧州

近年、欧州は、産業などにおける国際的競争力の観点および研究を円滑に進めるために、欧州全体として協力して研究の促進を図っている。本項では、このような近年の動向を踏まえ、欧州全体としての海洋開発に着目して調査を行った。

一方、島国の我が国にとって、個々のヨーロッパの国の海洋に対する考え方も重要と考える。特に、世界4位の海運国としていられているノルウェーの海洋に対する戦略は参考になると考えられるため、ノルウェーに関して詳細な調査を行った。

 

1] 欧州の研究開発体系

欧州における研究開発体系はEUとの関係で次の3つに分類できる。

a. EUの共同研究技術開発プログラム(フレームワークプログラム)

b. EUが支援する共同研究技術開発プログラム

c. その他(EUとの直接関係が薄いもの)

a.はEUが自らの助成金により実施するものであり、EUのプログラムの中で最も重要な地位にある。b.はEUが支援を行うものでユーレカプログラム(EUREKA)、欧州科学技術研究協力(COST)、欧州科学基金(ESF)が関係している。c.はEUとの直接関係が薄いものであり、欧州宇宙機関(ESA)、欧州合同素粒子原子核研究機関(CERN)などが属している。

 

2] 欧州における海洋科学技術に関する組織とプログラム

欧州における海洋に関するプログラムおよび組織を紹介する。これらは、3]に述べる第3回欧州海洋科学技術会議における構成要素である。

 

a. MAST(MAST3:The Marine Science and Technology Program of the European Union)

フレームワークプログラムの中に位置づけられている海洋に関するプログラム

(a) 目的:沿岸、外洋の両方においてヨーロッパの周りの海洋システムの機能を理解し、海洋の探査、管理、保全のための科学的、技術的基礎の確立を支援すること。

(b) 予算:244百万ECU(1994年-1998年)

 

 

 

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