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(2) プロトタイプシステムの実行環境

(a) ネットワーク

プロトタイプは開発プロジェクト室のイーサネットを用いたLAN環境で実行した。ここではハードウェアがイーサネットに接続されいるので、外部からはそれらのマシンにアクセスすることができない。

(b) ハードウェア

図S2.6-1に示すハードウェアでプロトタイプの実行を行った。プロトタイプではGFとDFFが稼動するサーバーマシンとしてUNIX WSである富士通S-7/300Uモデル1200 (Sun Ultra 2)を、APの実行マシンとしてWindows PCであるIBM ThinkPad 380Dを使用した。

 

203-1.gif

図S2.6-1 プロトタイプシステム実行環境

 

(c) ソフトウェア

プロトタイプは以下のソフトウェアを用いて実現した。CORBA関連製品としては、昨年度の製品調査に基づきIONA社のOrbixを使用した。また、Windows上で稼動するWebブラウザ及び表計算ソフトウェアとして、最も一般的なAPの一つであるNetscape及びExcelを使用したが、これらは他のブラウザや表計算ソフトウェアに置き換えることも可能である。

(ア) Orbix

分散コンピューティングの基盤となるCORBA製品としてIONA社のOrbixを使用した。OrbixはC++言語バインディングをサポートしており、サーバー(GFとDFF)をC++言語で実装するために利用した。

 

 

 

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