最終年度に向けて残された課題として下記の項目がある。
1] 実用性の検証:
現在、知識ベース、幾何形状の表示、中間製品ツリーの表示等を開発中である。工程設計業務は知的な工作法検討と大量の中間製品の単純設定という2面を持つ。後者について、500余りの部品点数を持つブロックの中間製品を定義するのに数時間で確定できる、実用面での効率性・利便性を検証する必要がある。
2] 知識ベースの保守環境:
今回のシステムは知識ベースシステムを採用している。エキスパートシステムでは従来からルールの拡張性・保守性・カスタマイズ性が課題であったが、今回採用している市販ソフトウェアも大きく改善されているとは言えない。実務者の知識を容易に組み込むことが出来る仕組みを最終的には提案しなければならない。