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知識共有を基盤とした高度造船CIMの開発研究報告書

 事業名 知識共有を基盤とした高度造船CIMの開発研究
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


5.3 工程設計アプリケーション

工程設計アプリケーションについて、本年度は運用シナリオやシステム構成などの仕様検討を行い、要件の整理を行った後プロトタイプシステムを試作した。

 

5.3.1 運用シナリオ

工程設計の運用イメージを図5.3-1に示す。基本図段階では、前節で述べた初期生産設計アプリケーションによるブロック分割が行われた後、工程設計アプリケーションが用いられ、図は工程設計を使うフェーズが2つあることを示している。最初が基本設計時(第1次工程設計)であり、その次が詳細設計時(第2次工程設計)である。

 

138-1.gif

図5.3-1 工程設計アプリケーション運用シナリオ

 

(1) 第1次工程設計

第1次工程設計は基本構造情報を基に最適な工法を検討することを目的とする。この時、工程設計アプリケーションによって大組立から小組立までの組立ツリーが生成され、組立シミュレーションなども行われ、複数案が比較検討されて、ブロック分割から小組立までの最適な組立ツリーが生成される。

また、一般配置などの情報から艤装品についての工法の検討が行われ、艤装品の施工時期や作業法などについての基本方針が決定されて詳細設計に反映される。

これらの工程設計結果は生産計画システムに送られ、生産計画に用いられる。

(2) 第2次工程設計

第2次工程設計では、設計がほぼ終了した段階で部品までの組立ツリー生成を目的とする。

 

 

 

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