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図4.4-4 実際の船の孔開け定義における判断例

 

5] その代わり、艤装孔開け関係は、1]の艤装オブジェクトが移動したときに船殻側に「この孔を見直す必要が発生した」ということを知らせるような時に活用する具体的な活用イメージは次のようになる。

・ある艤装オブジェクト(Xとする)が移動する

・艤装オブジェクトXが艤装孔開け関係にリンクしているかチェックする。リンクしている場合、その艤装孔開け関係にリンクしている艤装孔(Yとする)を探す

・艤装孔Yが他の艤装孔開け関係にもリンクしていないかチェックする。リンクしている場合、それらの艤装孔開け関係がリンクしているそれぞれの艤装オブジェクト(Zとする)を探す

・船穀設計者に:

「艤装孔Yを見直す必要がある」

「その原因は艤装オブジェクトXが移動したためである」

「艤装孔YにはXのほかに艤装オブジェクトZも貫通しているので、見直す際に考慮すること」

と知らせる

(b) 拡張の概要

管系統・電線系統・通風ダクト系統の貫通に対するものとして系統孔開け関係クラスを、配線空間の貫通に対応するものとして配線空間孔開け関係クラスを、交通定義の貫通に対応するものとして交通孔開け関係クラスを設けた。

なお、いずれも分類上は艤装FLではなく船殻FLに所属している。

 

 

 

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