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(2) 船殻に対する艤装取付関係

(a) 考え方

艤装品が船殻に取り付く接続関係を表現する。相手が船殻であるという以外は、艤装直接関係と同様の考え方である。工程設計の観点からは、この接続関係を抽出することによって艤装品を船殻に取り付ける作業を得ることができる。

フレームモデル設計書及びGPME管艤装FLには無く、今回新設したものである。

(b) 拡張の概要

対船殻取付関係クラスを設けた。対船殻取付関係クラスは艤装部品・船殻部材・船殻部品クラスと関連を持っており、艤装品が取り付く相手の船殻としては、部材・部品どちらにも対応可能としている。

(3) 船殻に対する艤装孔開け関係

(a) 考え方

管・電線・電路金物・通風ダクト・交通艤装の貫通による船殻の孔開けを表現する。

フレームモデル設計書及びGPMEにも管艤装用の孔開け関係が設けられている。それらは次のような考え方になっている。

・艤装側は、管系統を対象とする

・船殻側は、船殻部材を対象とする

・艤装孔開け関係は、船殻部材上の管貫通孔そのものを表す。一つの孔に1系統だけが貫通することを想定している(図4.4-2)

・系統が持つ情報を基に貫通孔形状を自動生成する。従って、系統が移動した場合も、移動後に形状を自動生成することによって、孔が自動追従する結果となる

 

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図4.4-2 フレームモデル設計書及びGPMEの管艤装用の孔開け関係

 

 

 

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