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3.3 プロセスモデルによる協業支援の仕組み

本開発研究では、エージェント技術を基盤としたアプローチで協業支援の仕組みの実現を目指しているが、本年度はこのうちの基本的機能であるエージェント同士の通信機能を中心にプロトタイプシステムを開発した。

ここでは、このプロトタイプシステムに基づいて、3.3.1で協業支援システムの全体構成、3.3.2から3.3.4において協業支援システムの各構成要素について述べた後、3.3.5でエージェントの動作イメージについて述べる。

 

3.3.1 協業支援システムの全体構成

図3.3-1はプロトタイプシステムにおける協業支援システムの構成を示したものである。協業支援システムは、エージェント、プロセスサーバー及びエンタープライズサーバーから構成されている。

 

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図3.3-1 プロトタイプシステムの全体構成

 

本システムの全ての構成要素には、各々専用のエージェントが割り当てられている。人間(技術者)も自分専用のエージェントと対で、本システムの1クライアントユニットを構成する。構成要素間の通信は、全てエージェントを介して行われ、他の技術者が実行中の業務との依存関係や進捗状況、あるいはPMのデータの変更等、技術者同士の協業に必要な情報はエージェントが技術者を代行して取得し、技術者間の協業を支援しようというものである。

以下、本システムの構成要素について詳細に説明する。

 

 

 

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