(4) PM管理機能の実現
現状のPDM製品を高度造船CIMに適用する場合には以下の2つの方法が考えられる。
・各PMを一つの管理単位としてPDMで管理する
・PDM製品内にPMを構築する
しかし、前述のように現状PDM製品は部品表による管理を前提としたシステムであり、どちらの方法もあまり現実的ではなく、現状のPDM製品はPM管理にはあまり有効なツールとは言えない。それで、将来的にはPDMという概念に基づいてPM管理を行っていくことになると考えられるが、現時点ではPDM製品を利用するよりも、必要な機能のみを自作した方が限られた資源と時間を有効に活用できると判断される。そこで、PM管理に必要な機能を抽出し、CORBA上のサービスとして独自にPM管理機能及びPM管理アプリケーションを実装した。これらの詳細は付録に示す。