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知識共有を基盤とした高度造船CIMの開発研究報告書

 事業名 知識共有を基盤とした高度造船CIMの開発研究
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


必要とされるACFサービスは各造船所によって異なるが、既存あるいは新規のサービスにアダプターを付けてACFとしてACIM環境に公開することができる。

(4) ACFサービス群の例

前述のように検証用アプリケーションと知識共有テストアプリケーションに必要な以下のサービスを抽出した。

・スケジュール管理:

作業スケジュールの定義や表示・蓄積などを目的として市販ツールにアダプターを付けたサービスを公開する。

・エージェント支援:

プロセスモデルモデルに基づく協業支援環境のシステム的枠組みの実現を目指すが、エージェント技術はその重要な基盤技術と考えており、検証用テストアプリケーション開発に必要な機能を整備し、サービスとして提供する。エージェント技術については2.4で詳述する。

・PM管理支援:

本開発研究で拡張された実用レベルのACIM PMを実際に造船所で運用していくうえでPM管理機能は不可欠なもので、実用に耐えるレベルのPM管理サービス群を提供する。PM管理機能の詳細は、2.5で詳述する。

なお、市販ソフトウェアの機能をACFとして実装する際に得たラッパー開発に関する知見を造船所に公開する予定であり、また、高度造船CIMにおけるユーザーの作業環境となるACIMデスクトップを設計中であり、以下のサービス群をACFとして抽出した。

・ワークスペースサービス:

ユーザーの作業内容をあらかじめ分類しておき、各作業に対してそれぞれ効率的な開発が行えるような環境を提供するサービスが公開される。

・設計ジャーナル管理サービス:

特に設計作業において、エージェントを介して設計者の作業履歴を蓄積・検索するサービスとして公開される。

 

2.3.10 市販の各種サービス機能群

このカテゴリーはCORBA対応の市販ソフトウェア群の集まりである。現在、市販のPDM・ERP・RDB等のアプリケーションでCORBA対応化が進められている。例えば、PDM製品ベンダーは、異なったPDM製品間の連係をCORBAで実現するために必要なPDM機能について、そのIDLインタフェース仕様の共通化を図りつつあり、一部の製品はCORBA対応機能が既に織り込まれているものもある。また、RDB(リレーショナルデータベース)分野でも、CORBA対応化を図った製品が市場に投入され始めている。

 

 

 

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更新日: 2023年4月1日

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