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北極海航路開発調査研究事業報告書

 事業名 北極海航路開発調査研究
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


2.3.3 WP-2 Natural conditions along the selected routes

 

【目的】

(1) WP1で選定された2つの航路(N航路とS航路)沿いの自然環境データを提供する。

(2) 自然環境データは、AARI所有の過去25-40年間のデータベースを基に、年月別に航路20mileごとのsegmentで与える。

 

【成果概要】

(1) WP6に用いられる18個のice parameter(積算寒度、1年氷/多年氷の平均密接度、最大/最小密接度、平坦氷厚、平均/最大/最小氷厚、風向、潮流方向、氷盤サイズ、平均/1%最大/0.1%最大氷丘高さ、最大/最小/平均氷丘密度)を選定した。

(2) WP1で選定された2つの航路(N航路とS航路)沿いの自然環境データを提供した。
自然環境データは、1957年〜1990年のデータで、年月別に航路20mileごとのsegmentで与えた。

(3) 各ice parameterについて、値の算出法について詳細に記述した。
積算寒度は月平均気温、密接度と氷盤サイズは航空機と人工衛星のデータ、氷厚は積算寒度からの推定値及び航空機や基地での観測データ、風向は地上気圧データ、潮流方向は海水の平均温度と密度分布、氷丘高さと分布はRomanovとGavriloのデータ/推定式をそれぞれ用した。

(4) AARIデータベースを基に冬期と夏期の氷況についての概要を纏めた。
冬期については、各海域での月別平均氷厚及び1年氷、多年氷等の占める割合、氷厚による氷況分類、flaw polynyas(開水路又は30cmまでのyoung ice)の出現頻度、平均長等についてそれぞれ分析した。ラプテフ海から東シベリア海西部が年間を通じて氷況が最も厳しい。夏期については、平均的な融解速度と各海域における開水域の占める割合を示した。

 

 

 

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更新日: 2023年6月3日

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