平成一〇年「消防に関する世論調査」について
東京消防庁 広報課
東京消防庁では、消防行政や防災に関する都民の意識、平素の防災体制の実態及び消防行政に対する意見や要望などを把握し、今後の消防行政施策に反映させることを目的に、調査を行いましたが、その主な内容についてお知らせします。
一、 調査項日
(一) 地震に関すること
(二) 防災訓練・自主防災に関すること
(三) 火災に関すること
(四) 救急に関すること
(五) 災害弱者に関すること
(六) 消防行政に関すること
二、 調査対象者
東京消防庁管内(東久留米市・稲城市・島しょを除く)に住居する二〇歳以上の男女三、〇〇〇人を住民基本台帳に基づき無作為に抽出
三、 実施期間
平成一〇年八月五日(水)〜九月三〇日(水)
四、 回収結果
(一) 有効回収標本数(率) 二、四四〇標本(八一・三%)
(二) 未完了標本数(率) 五六〇標本(一八・七%)
五、主な特徴
(一) 地震に関すること
○ 直下型地震に対する不安
Q 東京にも、「阪神・淡路大震災」のような直下型地震が発生した場合、あなたは、「直下型地震」をどの程度不安に思いますか。次の中から一つだけ選んでください。※Qの結果は図で表示
「非常に不安に思う」割合は、前回の四九%から二四ポイント増加して七三%となっています。また、そのほかの「かなり不安に思う」「少しは不安に思う」を加えると九七%に達し、都民のほとんどが何らかの形で「不安」に思っており、直下型地震に対する関心が高まっていることがうかがえます。
これは、今回の設問が「直下型地震が発生した場合」を想定したため(前回の設問は、直下型地震が予想されることに対する不安としている)多くなったことや、調査期間中の八月二九日、東京地方に震度四の地震発生に伴う意識の現れや、九月三日岩手県雫石で震度六弱の地震が発生して、けが人が発生したことなどが考えられます。
(二) 防災訓練・自主防災に関すること
○ 防災訓練やイベントヘの参加経験
Q あなたは防災訓練や、消防に関するイベントなどに参加したことがありますか。あてはまるものを、次の中からすべて選んで下さい。