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小学校において空手道は初めて履修する種目であるので、基本的な学習内容を精選することは当然であるが、空手道の特性を生かすために、技能においては、基本動作・対人的技能・形技能・試合の観点から、態度においては、健康・安全に関する態度と社会的態度の観点からそれぞれ重要な学習内容を具体化することも必要である。

(3) 授業時数の確保

空手道の指導を効果的に行うためには、適切な授業時数が確保されていなければならない。そのためには、学習指導要領に示されている保健体育科の授業時数や単位数を確保することが重要である。

さらに、特別活動におけるクラブ活動や教科以外の体育活動の時間数を確保し、これらにおける空手道の指導にも適切な時数が充てられるようになることが望ましい。最も重要なことは、空手道に対する授業時数をどの程度にするかということである。そのためには、学習指導要領に示されている小学校の体育分野の授業時数や高等学校の「体育」の単位数を手掛かりとするとともに、その範囲内で適切な空手道の授業時数を決めるようにする必要がある。

しかし、現実的には空手道は、地域や学校の実態に応じて加えて履修させることができる種目であり、各学校で児童に学ばせたい学習内容の量に応じて必要な時数を決定する方法が考えられる。以下は、空手道の授業時数決定の手掛かりとなる考え方である。

 

 

 

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