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図7 糸魚川-静岡構造線活断層系の評価に関する新聞記事(朝日新聞、1996年8月)

 

新潟県南西部の糸魚川市と静岡市とを結ぶ。西の古い(中生代、古生代の)岩石と東の新しい(新第3紀の)岩石とを分けるとともに、西の飛騨、木曽、赤石の背梁山脈と東のフォサマグナの低地とを区切っている。

この構造線に沿って多くの活断層が認められ、これらを総称して糸魚川-静岡構造線活断層系と言う。約1200年前に白馬から小淵沢までの区間(約100km)が活動し、M8程度の地震が発生した可能性が高い。特に、この活断層系の牛伏寺ごふくじ断層(松本市南部)では約千年ごとに大地震を発生してきたと考えられる。このようなことから、「牛伏寺断層を含む区間では、現在を含めた今後数百年間に、M8程度(M71/2-81/2)の規模の地震が発生する可能性が高い。しかし、地震を発生させる断層区間(場所)がどこまでなのかは判断できない。」と評価した。

東海道線の大磯と小田原の中間にある甲府津駅から、御殿場線に沿って甲府津・松田断層がとおる。東名自動車道(高速)の大井松田インターのある高地(大磯丘陵)と御殿場線が走る低地(足柄平野)を区切る崖が、甲府津-松田断層の断層崖である。東北日本をのせる陸側のプレートとフィリッピン海プレートとの境界にあたる相模トラフの陸上延長部となっている。1923年関東大地震は相模トラフで発生したが、甲府津-松田断層は破壊されずに残った。

甲府津-松田断層と神縄断層など周辺の断層を含む神縄・甲府津-松田断層帯では、活動の間隔は約3千年で、最新の活動は約3千年前にM8であったと推定されている。これらのことから、「この断層帯では、現在を含む今後数百年以内に、変位量10m程度、マグニチュード8程度の規模の地震が発生する可能性がある。震源域は断層全体とその海域延長部に及ぶと考えられる。」と評価した。

 

 

 

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