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3 未来

 

地震がいつ起こるか予知することは難しい。唯一可能性があるのが「東海地震」である。観測網さえあれば、どこでも同じように予知ができるとは思えない。「東海地震」の場合には、1944年東南海とうなんかい地震の直前に掛川付近の水準測量で観測された異常が前兆現象であったと考えられるので、それを予知の可能性の根拠とすることができる。しかし、他の地域にはこのような根拠がなく、大規模地震対策特別措置法の適用は困難ではないだろうか。

いつ起こるかがわからなくとも、およそいつ位かの検討をつけることができる場合がある。いつとはわからないが、例えば今後3日、或いは今後30年のうちに地震が起こる可能性がどの程度かを示すのが、確率である。ババ抜きで、2枚のカードが残り、そのうちの1枚がババであれば、ババがあたる確率は50%である。3枚のうちの1枚なら33%、10枚の1枚なら10%である。カードを引くまであたるかどうかは、わからない。でも、どの程度あたりそうか?はこのように確率で表すことができる。地震も同じで、起こるまでは起こるかどうかわからない。でもどの程度起こりそうかは、確率で表すことができる。

 

余震確率

(例文)

今後3日間及び1週間にM5.0以上の余震が発生する確率はそれぞれ、30%、50%、M6.0以上の余震が発生する確率は、ともに10%以下である。また、M3.0以上の余震発生回数(ほぼ有感地震回数に対応)は本震1週間後で1日約7個、1ヶ月後では1日1個程度となる見込である。

 

このような余震の発生に関する情報が、今後大きな地震が発生した後に出されるようになる。政府の地震調査研究推進本部が評価手法をまとめ、今年4月公表した。余震の数は、本震の後時間が経つにつれて減っていくが、その減り方が規則的なこと、また、余震のマグニチュードと頻度の間には「地震の頻度」で述べたような規則性があることを利用すると、あるMの余震が起こる確率を求めることができる。一日あたり発生する余震の数は、本震からの経過時間に逆比例する。例えば、本震直後に一日あたり30回余震が起こったとすると、次の日は15回、その次の日は10回と減っていく、しかし10日経っても一日に3回で、30日経過してやっと一日1回となる。最初急激に減るが、その後長くしつこく続くように感じられる。

 

活断層の評価

活断層の調査が進むなかで、特に大規模で活動性の高い活断層についての評価結果が地震調査研究推進本部から公表されている。一昨年は糸魚川-静岡構造線活断層系について、昨年は神縄・国府津-松田断層帯について報告を行い、今年は富士川河口断層帯についての報告を準備中である。

糸魚川-静岡構造線は日本列島を横切って二分する大断層でフォサマグナの西縁となっている。

 

 

 

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