以下、システムの表示画面に沿って機能を概説します。
3.1 トップページ(図3.3)
本システムのメイン画面です。
(1) メニューバー
画面左最上段に、各種機能に対応した「メニューバー」を配しています。これらの「メニューバー」をクリックすることにより、関係画面へジャンプします。
(2) 危機管理テーブル
メニューバーの下に、「危機管理テーブル」が表示されています。現在の土砂災害発生危険度とそれに対応してとるべき活動体制・活動内容等を表示します。
土砂災害危険に対する意思決定を支援する、本システムにおいては最も重要な部分です。
1] 基本観測ポイント
管内に複数の観測ポイントがある場合、観測雨量はそれぞれ異なります。そのため、どの観測ポイントの土砂災害発生危険度「レベル」を表示するかを指定する必要があります。「基本観測ポイント」はそれを指定するためのもので、図3.3の画面では「A-役場側」が指定されています。
なお、本システムでは、複数の観測ポイントの中で危険度「レベル」の最も高いものを自動的に選択させることができます。標準では、この方法での運用になります。
2] レベル
「レベル」は、土砂災害の発生危険度のことです。本システムでは標準で0〜7の8ランクに区分されます。大きい数字ほど土砂災害の発生危険度は高いことを意味します。「現在」の危険度「レベル」は背景色が赤色で表示されます。図3.3では、「レベル」は「7」です。
3] 活動体制
「活動体制」は、「レベル」に対応した活動体制を示したものです。標準では図3.3のとおりですが、運用に際しては市町村や消防本部等の実際の活動体制に合わせ必要な変更を行うことになります。図3.3では、「活動体制」は「災害対策本部」です。
なお、「活動体制」のセルをクリックすると詳細をみることができます。
4] 配備体制
「配備体制」は、「レベル」に対応した配備体制を示したものです。