日本財団 図書館


§ エコハウスの実測データ

(1)電気

夏期の冷房は、リビングルームなどの家族共用の部屋では使用したが、個別の部屋ではほとんど使わなかったことが、夏期の消費量の削減となっている。月平均の消費電力量は329.0kWh、太陽光発電量は281.4kWhであり、消費電力量の85.4%が太陽光発電でまかなえたことになる。月平均の売電量は185.9kWh、買電量は234.0kWhであった。これより、購入電力量(買電量)の79.4%を販売(売電)したことがわかる。

(2)ガス

夏期の水温は80℃以上となり、シャワーのためのガス湯沸しは不要。冬期も暖かい日は水温が30℃近くになる。夏期のガス使用量からみて、調理に使用しているガスは4〜6m3/月と思われる。

(3)水

グラフの“水補給量”は、雨水貯留タンクへの補給水、すなわちトイレの排水に使用した水道水の量であり、9月はトイレ水を全て雨水でまかなったことが分かる。トイレ以外の水道水の用途は、フロ・洗濯・調理などであり、これらで合計6〜8m3の水を使用していることがわかる。

 

071-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION