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3. 節電を目指す家電製品

 

シャープ(株)環境安全本部環境推進部 佐藤勝年

 

・日本の温室効果ガス排出量は、年度には1990年と比べて9%以上増えてしまったため京都議定書で決められた「2008〜2012年の間に1990年よりも6%削減」という目標を達成するには、かなりの努力が必要です。

・CO2の弊害は、最近になってわかってきました。弊社でもISO14000に本格的に取り組むまで、社内にも良く理解されていませんでした。

・環境問題は認識の問題ともいえます。

ISO14001の認証取得をすることにより、社内の認識は大分向上しました。

しかし、課題はまだ沢山残っていますこ日本の温室効果ガス全排出量のうち、民生部門と運輸部門とで約50%を占めていますがいずれの部門も近年増加傾向にあります。

・掃除機や冷蔵庫は1戸に1台ですがエアコンは増えています。民生部門の排出量増加の原因はエアコンやカーペットの普及率が向上したこと、カラーテレビや冷蔵庫の大型化による消費電力量の増加にあるといわれています。

 

■国際的な枠組み(京都会議*)で合意された内容)

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*)気候変動枠組条約第三回締約国会議(97年12月開催)

 

■温室効果ガスの排出内訳(1995年)

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■CO2排出量

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