2. 成果と課題
(1)成果
テーマがテーマだけに数多くの参加を得られ、スタッフも一致団結して運営に当ったためか予想外の収穫があったように思われる。
ビデオ上映にて雰囲気を醸生し、遠山先生のやや難かしい話も理解し易い感じとなった。
リレートークと事例発表等もよい内容だった、特にゴミ減量の柏木さんの発表は10%や20%の減量ではなく一気に10分の1にまで減じてしまうということでそれにご家族らも協力している様子など印象深いものであった。
参加して下さった方々はかなりの実績と見識をもっておられるため、行政や企業に対する要望も多く出された部分と、余りよそを期待せず先ず自から実践という部分の二つに分離したのは興味深い。
前者の方々は行き着くところまで辿り着き壁に阻まれているのではと案じられる。
まだまだ、物事に積極的に行動したいとの方々も判断に楽観主義が流れていては心配だがどちらも現状を容認せず、改善に努力しようとする姿勢に触れよい分科会となったと評価したい。
(2)課題
何んといってもこの分科会に参加したからといってこの環境が急に改善される見込みのあるテーマでなく、参加者に自ら語ってもらってそれを実践していただくテーマでむずかしかった。今後どのような形でフォローすべきかが課題と思われる。
意見として出して下さったものを何かの機会に活用させていただくだけでは心もとないがその機会にも恵まれないかも知れないと思うとなおさらである。
3. 感想
当日は予想以上の参加者があったが資料の準備も十分でなく、スケジュールの調整も流れにまかせるだけになってご迷惑をお掛けしたことはやはり、われわれ実行委員の経験不足を認めるしかない。このため参加者に十分満足していただいたかどうか?
一方、参加者がゴミの方で参加希望したのかダイオキシンの方でこられたのかの予測がつけられず資料の準備などにも不備が生じたようにも思われる。
しかし、何とか及第点には達したのではないか。むしろテーマが大きすぎ欲張りすぎた嫌いがあったのではと反省するところである。