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(8) アジア連盟は国連経済社会理事会と協議資格をもつNGOとして認定された。名誉とともに大きな責任を痛感する。

以上の拝啓を十分理解のうえ、活発な意見交換を行う常任委員会としたい。

 

5. 重原賞授与

受賞者

団体 タイ喉摘者協会(タイ)

個人 Mr.Pran Seth(インド喉摘者クラブ)

 

6. 議事

規約に基づき、中村会長が議長に就任し議事に入った。

第1号議案 1997年事業報告並びに実績報告の件(別表1〜3)

久永専務委員より報告。

* 関連してクナラトナム委員より発言があり、3月開催予定の派遣研修の日程が決まれば知りたい。シンガポールから参加できる。と希望が述べられた。

* 久永委員より了解したと回答。

* さらに派遣指導員の人数についてジャリシ委員から1名に削減する提案があったが、賛否両論が出て、将来に委ねられた。

* 1997年監査報告を久永委員が読み上げ、本件全員承認。

第2号議案 1998年事業計画並びに予算案承認の件(別表4〜5)

久永委員より提案内容を説明、

* 招致研修の短期コースの計画数を拡大してほしい。とウエイ委員より発言があった。

航空費を負担することを条件に参加を認めてほしい。との意見もあった。

* いづれも実施時に個別検討することとなった。

* 久永委員より了承と回答。

* クナラトナム委員より事務所経費と雑費の関係について質問があり、前者は建物借料および人件費のいずれも一部負担、後者はさらに小さいもの文房具、用紙、茶、コーヒー、などと説明があった。

* ジャリシ委員より翻訳費の12ヶ月について質問があり、研修生のいない時期にも各団体との連絡がかなりあること、国連やIALとの連携もふくまれることの説明があった。

* 以上で質疑をおわり、本件は承認された。

 

{追加}

* 議長より下記表明あり。

(1) AFLAの活動には招致研修、短期招致研修、および指導員派遣の三つの形がある。いづれも冒頭申しあげたように大きく経済的影響を受けている。

(2) 招致研修はJICAの委託によるが、経費節減のため、通訳を少なくする個別コース、日数短縮などを計画している。

(3) AFLAの自主開催は短期招致を従来の4名から3名へ、指導員派遣は従来の5ヶ国から4ヶ国へ縮小する。

(4) 現在JICAが協力対象としているのは、バングラデシュ、中国、インド、インドネシア、マレーシア、ネパール、パキスタン、フィリピン、タイの9ヶ国だけである。AFLAの叡知をあつめる必要がある。

(5) AFLAが目標としてきたのは、食道発声の普及である。笛式人工喉頭や電気式人工喉頭を中心にした発声リハビリはやめてほしい。あと1年で発声補助装置が完成する。食道発声とこの発声補助装置を主軸とする方向へ進みたい。

 

 

 

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