全国盲学校PTA連合会
全国に盲学校70校、視障センター等5か所があり、そこでは視覚障害者に対し普通教育や職業教育が実施されている。
1. 沿革〜昭和30年代に至り全国の小中学校等で県単位等のPTA連合会が結成されるに至り、盲学校でも国に対する要望等もあり、全国盲学校PTA連合会を昭和37年に結成した。
2. 目的〜会則等でいろいろ論述されているが、要は施設設備の充実等学校教育の内容充実が第1であり、その2は社会に対する啓蒙と地位の向上である。
3. 教育機関〜
(1) 幼小中は義務教育に関する部分(弱視学級を含む。)
(2) 高等部本科を主とする基礎学力の充実 専攻科を主とする職業教育
(3) 筑波技術短大、明治鍼灸大、関西鍼灸短大等
(4) 重度重複障害児の教育を主とする特別学級
4. 教員養成〜特に留意する点
(1) 普通科専門教員の養成
(2) 職業科教員の養成
5. 進路の確保と社会的地位の向上
(1) 大卒者も年間数十名を数えるが進路が困難である。
(2) 職業科卒業生についても更に門戸を開き、公立機関の雇用促進策の進展
6. まとめ
能力も意欲も十分ある視覚障害者が社会において活用されることを切望する。
全国聾学校PTA連合会
昭和36年に結成されました。全国を北海道、東北、関東、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州の9地区に分け、各地区単位のろう学校PTAで組織されております。目的は、地区連合会の連絡協調を図るとともに、聴覚障害教育の振興発展に寄与し、聴覚障害児の幸福を図ることにあります。現在本校100校、分校7校、計107校が加入しております。
この会は、前述の目的を達成するため次の事業を行っています。
1. 各地区PTA連合会の連絡調整
2. 会報、指導誌の発行
3. 研究会等への協力
4. 聴覚障害教育の振興と福祉増進