第二分科会
「隠す?隠さない?〜地域社会と家族〜」
「隠す?隠さない?地域社会と家族」
愛家連副会長
半田地域家族会つくし会会長 森下 尚彦
-ある社会復帰施設(授産所)建設における反対運動が起こる中で-
各立場のご意見
1、 行政
施設を建設することは賛成であるが、反対者が言われている「不信と不安」を除去していくよう努力してほしい。すぐ近くで小規模作業所が運営されているが、その地域では不安や危険だと言われていない。
2、 地域
福祉行政に対しては反対していないが、現実に街の真ん中に施設を作ることについて問題が起きていることを考えると国自身も考え方を変えてほしい。できるなら他の場所でお願いしたい。(ノーマライゼーション、国の方針)
3、 保健所
精神保健福祉行政については推進していく立場であるが、問題解決のための仲介をしたり、反対派と賛成派の日程調整と進行役を担うのみで妥協策はほとんど反対派につぶされている。
4、 反対派
「不信」「不安」がある。とにかく設立不定地での建設は認めない。替え地で建設をするなら認める。「不信」は施設者の今までとってきた姿勢から。「不安」は保障の問題について。
5、 施設者
スタート時点におけるボタンの掛け違いや、最初に説明がなかったことなど施設者にとって多くの配慮が欠けていた。現在までの進め方や施設運営全般に対して誠意がなかったことに反省している。地域住民に対して精神障害者、授産所を理解していただくために小冊子を用意している。
6、 家族会
差別と偏見によって建設が中止になっていることに対して除去活動を行っていく。特に精神障害者を間違った目で見る住民について、マスコミを通して訴える。「危険な施設」と言われないように家族も隠さないでこの運動に参加してもらい、本当の姿を見ていただく。
「隠す?隠さない?地域社会と家族」
山梨県精神障害者家族会連合会相談役 鈴木 作次
1、 時代と共に変わってきた精神病
2、 偏見をなくすには
3、 地域社会と家族
4、 隠さないことは幸を生ずる