欲しい」という事じゃなかったんです。「いたら、いたでいいな。いないんなら、いないんでしょうがないな」という思いでしたので、一体、何がきっかけで決断したかと申しますと、うちの叔母が、養子を育てたその体験を私に話したんです。その叔母の一言が私たちにとって決断する原因になりました。「年をとって後ろを振り返ってね、子どもがいないのは寂しいよ」その一言だったんです。今まで何度もそういう言葉を繰り返してきたんですけれども、40歳を過ぎてからだんだんと「それはそうだな」と思っていて、別に悪いことするわけでもなくて、むしろ子どもにとっても親にとってもいい事なんだと、基本的に「いい事やるんだ」って分かった時に気持ちが吹っ切れて、「はじめよう」とそういう気持ちにお互い、うちの主人もなりました。
育てる事はいい事だし、育てる事によって、子どもが育つだけじゃなくて、大人も同時に育っていくんだなって実感しました。基本的に育児というのはね、めんどくさかったり嫌な事じゃなくって、とっても楽しいことなんですよね。そういうふうにこれから皆さんも育ててゆきましょうね。基本的に、いろんな出方とかでいろんな問題が起きうる事であるけれども、「いい事を私たちはやるんだ」と思います。普通の賃金