さて、短期間とはいえ子どもを預かり育てることは簡単なことではありません。
今まで子どもを育てたことがない里親さんにとって子どもを預かり育てることは思いもよらぬご苦労があることでしょう。子育て経験のない受託者と家庭生活の経験の乏しい子どもの間に多少のずれ違いがおこるのは当然かもしれません。
しかし、小さな胸の中を期待と不安で一杯にしてやってくる子どもにとって、家庭生活体験は将来の家庭のイメージに直結するとても大事な時間であることも事実です。明るく楽しい家庭のイメージを築いてくれることを望みます。そのためにも大人の側ができるだけおおらかな気持ちで受け入れたいものです。
里親の方々の暖かい愛情と御努力に感謝しながら、さらなる養育の向上とS君とその仲間の健やかな成長を願い、児童相談所の一担当として微力を尽くして行きたいと思います。
全国のS君がんばれ!!!