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最近ではどこでその存在を知ったのか、埼玉県の所沢市の看護婦さんが将来的にグループホームを開きたいので勉強させてほしいとやってきたり、墨田区で車イスで入れる喫茶店を開きたいという人が会の趣旨に賛同して会員になったりなど、思いがけずうれしい申し出もあるとか。その結果、今年一月時点で会員数は約七〇名となり、在宅支援サービスに対する活動も月三〇〇時間ほどになった。

 

 

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日本に3台しかないドイツ製の自転車付き車イスに乗って。(早稲田大学大隈講堂前)

 

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早稲田大学文化ウィークで行った車イス体験。地域に暮らす人たちに町の中を車イスで回ってもらう。

 

 

将来的には誰が誰をサポートするか具体的な福祉マップを作りたい

さて、『ほっとステーション』の活動のもうひとつの柱である生きがいづくりのサポートに関しては、女性のためのアジア平和国民基金からの助成金を得て、「いきいき生きようフォーラム」と銘打った講座を識者を招いて月に一度開催しているほか、元気なお年寄りやお年寄り予備軍を対象に事務所を開放してフラワーアレンジメントや手話、パソコン、英会話などの各種教室を行ったり、会員の交流の場としてボウリング大会などのイベント等も企画・開催。こうした活動を通じての仲間作りも着実にすすんでいるという。「在宅支援サービスのコーディネーターを務めていて気付いたこと

 

 

 

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