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喜・涙・笑 ふれあい活動奮戦記

 

 

助けられたり・助けたり『ほっとステーション』(東京都)

行動を起こせば仲間はできる。人がふれあえば町は変わる。そんな手応えを感じ始めています。

 

「私の場合、主人が転勤族で、東京に戻ってきたのが七年前。その後は会社勤めをしていたので、朝は七時に出かけ、夜は九時、十時に帰ってくるという生活。元々が土地の者ではないこともあって、地域にまったく知り合いがいない状態で、まさに"隣は何する人ぞ"という都会人の典型だったんですよ。でも、この活動を始めてから約一年。地域にはたくさんの仲間ができましたし、営利の企業にいた時には出会えないような人々、たとえば福祉の仕事に携わる人たちや、私たちの活動に興味を持って手伝ってくれるボランティアの若者たちもそう。さらには同じ新宿区内の早稲田地区で町づくりをすすめている早稲田町づくり委員会の方々と知り合ってその仲間に入れてもらったりと、思いがけないほど、いろんな人たちとの出会いがありました。よく、周囲から"三六五日休みもなく走り続けているのに、あなたってホントにいつも元気ね"といわれるんですけど、それは素敵な出会いがたくさんあって、それによって楽しい思いをいっぱいさせてもらっているからなんでしょうね」

明るい笑顔でこう話すのは、安心して暮らせる地域づくりのために日々奔走する『ほっとステーション』の代表・安福清子さん。

 

 

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昨年4月11日に行われた設立総会。(於:新宿文化センター)

 

 

 

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