日本財団 図書館


(通称ナルク、和名日本時間預託ボランティア協会)」(代表・高畑敬一さん、旧称WACアクティブクラブ)などが採用しています。二つ目は、謝礼金で受け取るか「ふれあい切符制度」を採用するかどうかを選択できる選択型と呼ばれる方式で、このパターンを採用している団体が一番多く、全体では七割強となっています。三つ目が、団体として謝礼金と預託との比率を決めている併用型で、「神戸ライフ・ケアー協会」や山形県の「ふれあい天童」(代表・加藤由紀子さん)が採用しています。また、この他にも、数は多くはありませんが、謝礼金は個人にすべて渡すと同時に時間もカウントして登録しておく生協などに見られる方式や、三タイプのいずれも選べるといった混合型方式を導入している団体もあります。

 

ふれあい切符(時間預託)制度採用団体

さわやか福祉財団調べ(平成11年2月10日現在)

009-1.jpg

 

一方、ボランティア活動には三つの系譜があります。その一つは、富める者から貧しい者へ手を差し伸べるタイプ、縦型ボランティアともいうものです。二つ目は志願兵型で、発展途上国の国づくりに貢献する「海外青年協力隊」などがこれに当たります。そして、三つ目が、「困った時はお互いさま」という互酬、互助の精神にのっとった横型ボランティアで、このシステムの一つが「ふれい切符制度」といえましょう。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION