日本財団 図書館


「第4回スクールボランティアサミット」を開催しました。

 

98年11月30日 於:メルパルク東京 社会参加システム推進グループ

学校関係者の方々と共に福祉教育、ボランティア教育のあり方を考える「第4回スクールボランティアサミット」が開催されました。

参加者は61名。文部省1名、12の都道府県政令指定都市と埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、鹿島市(佐賀県)の27市区町村教育委員会から42名(指導主事36名、社会教育主事6名)、他教諭5名、市民団体から2名、オブザーバー7名に財団職員4名です。

今回のサミットの趣旨は、来たる2002年の学校完全週5日制に伴う教育改革において、その目玉となる「総合的な学習の時間」を中心に、学校教育の中に福祉教育・ボランティア教育を取り入れてもらおう、その時に地域の教育力(市民の教育力)を積極的に生かしてもらおうというものでした。

そこで、各学校にアドバイスをされておられる教育委員会の指導主事や、社会教育主事の方々にも地域の教育力を知ってもらおうと参加をお願いしました。

サミットでは、文部省をはじめとして、東京都、千葉県、鹿島市の各教育委員会の取り組みの紹介と、学校および市民団体の事例が紹介されましたが、特に市民団体の事例、宮城県仙台市『仙台シニアネットクラブ』の事務局長庄子平弥氏から高齢者がパソコンを学校で指導している事例、千葉県四街道市『たすけあいの会 ふきのとう』の代表国生美南子氏から余裕教室を使った喫茶店での高齢者と子供たちのふれあいの事例に強い関心が寄せられ、地域の教育力に対して認識を新たにしていただけたようでした。

最後の討議の時間では、地域とのネットワークづくりをどうしたらよいのか、活動費予算をどうするかといったさまざまな課題が話し合われ、情報提供における当財団への強い期待、次回開催を希望する声もいただきながら、盛会のうちに会を終えることができました。99年も開催を予定しています。(有馬)

 

 

064-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION