大変喜んでくださり、子どものやさしい態度や声掛けに涙を流す方もいる。給食の時間を通して知り合ったお年寄りには、子どもの手を通して学校便りを配り、その後の交流を続けている。
月見団子作り・商店街まるごと教室など授業への協力
民生委員の方々が日常的に子どもたちとかかわってくださるようになって、授業にもご協力をいただいている。一年生の生活科では、月見団子作りに来ていただいた。三年生が社会科の授業で、各商店に入り、開店の準備や品物並べ、店番の体験学習を行ったが、その時は、買い物に来ていただいた。また、児童会の活動で行う六小まつりでも一緒に遊びを楽しんでいただいた。さらに、PTAの活動による、ふれあいゲートボールの手伝い、手打ちうどん作りなどにもご協力をいただいている。
まとめ
「あっ、ふれあいマンデーのおばさんだ。こんにちは」とスーパーで声をかける子、「うちの子が遊んでいただき、お世話になってます」と親からお礼を言われた民生委員、商店街のお店番体験で生まれた子ども達とおじさん・おばさんの関係、さらには子どもたちを通して生まれつつある地域の大人同士の顔と顔など、それぞれの顔が地域の中で見えてきた。子どもの成長を願う共通の思いが地域の中に息付いていくきっかけとなればうれしいと願い、地域の教育力の素晴らしさを実感し、期待している。