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組合員の幸せはモノだけではない。地域活動で新たな喜びを

堀田 とにかく明るく楽しくやろうというのがいいですね。では今度は労働組合のお立場から。YKK労組さんも、日本毛織一宮工場の労組さんも、組合としてのボランティア活動にいろいろ取り組んでこられてますが。

 

 

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森 はい。今、YKKの労働組合では、魚津市の特別養護老人ホーム『新川ヴィーラ』と黒部市の特養『越野荘』に出向いて散歩の付き添いや、施設内や車イスの清掃などを行っていますが、これはさわやか福祉財団さんの当組合への訪問がきっかけでした。以前から地域のボランティア活動として海岸清掃や網戸の張り替えをやっていましたが、財団さんから何か新しいことをやりませんかと。それで、二期前の労働組合がボランティア登録を従業員に呼びかけ、前期から特養訪問をスタートさせました。

堀田 (うなずきながら)労組さんにも、もっと地域でのふれあいボランティア活動に参加してもらおうという働きかけのモデルとして、YKKさんや日本毛織さんとうちの担当者がお付き合いさせていただいたわけですが、活動がずっと続いているというのがうれしいですね。

森 まだまだ誇れるほどのものではありませんが、現在約七〇〇〇名いる黒部の従業員のうち、一五〇名の登録者で活動をしています。回数にすると年に七回と決して多くないのですが、以前から行っている、公共施設での網戸の張り替えボランティアも続けていて、五回目になる昨年は、三三四名で計五四九枚を張り替えました。

堀田 資料を拝見すると、事前に張り替えのための練習会も開催されるとか。

 

 

 

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