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いずれの介護オンブズマンも、米国高齢者法に基づいて、施設に自由に立ち入り、その入居者に対して自由に接触したり、入居者に関する記録について閲覧するなどの権限を有している。また、州が保管している施設の許可、監査などの記録のコピーを請求することもできる。

 

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「家族が高齢者の長期介護の相当部分を担っている」との見出しで特集記事を報じるニューヨーク・タイムズ。アメリカでも寿命の伸びによる介護の長期化が問題となり、家族の負担も増えてきているという。

(“THE NEW YORK TIMES NATIONAL MONDAY,JUNE 8,1998”より)

 

ただ、残念ながら、介護オンブズマンの業務範囲は、介護施設に限られており、在宅サーどスは対象となっていない。拡大を求める声もあるが、予算上の問題もあって見通しが立っていないのが現状である。一九九五年だけで、オンブスマン

 

 

 

 

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