小さな町。ほぼ、町内全域がカバーできるという。また、サロンのほかに、お年寄りに生きがいを見つけてほしいと、着付け教室や絵手紙などの『生きがいクラブ』も作った。

｢生きがいクラブはお年寄りだけでなく、誰でも入会OKの教室にしました。というのも、いろんな年代のメンバーが集まれば、お年寄りにとってもいい刺激になるし、若い人には自分の老後を見つめ、高齢社会に関心を持ってもらういいチャンスになるんじゃないか、そう考えたんです｣

東海市から4人の見学者が訪問。この日は9月〜12月までの人の誕生日会。みごとなケーキも全部手作りです!

高齢者にやさしい町づくりのモデルケースになりたい

オープンから半年余りたったが、サロンの利用状況はどうなのだろう。その点を久保田さんに尋ねると、｢最初はどれくらい利用者がいるか心配もしてたんでずけど、順調過ぎるくらい順調で、お年寄りはみんな、こういう場所を待ち望んでいたんだなとヒシヒシと感じさせられました。最近では常時十三名くらいの高齢者が遊びに来て、一日ゆっくりとおしゃべりをし、昼食を食べてくつろいでいかれますね｣とニッコリ。

丸一日いて、手づくりの昼食やお菓子まで食べても六〇〇円という料金設定のため、家屋の補修費

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