を設立して、継続的かつ安定的な活動をしていくのもひとつの方法ですが、民間の草の根団体がそこまでする必要が本当にあるのかという疑問も一方で個人的にはありました。それなら私は、ボランティアの活動の範囲ででき、心の交流に重きを置いた活動をしていきたいと思ったんです｣

食後の楽しいひと時。手作り品の製作に励む人、話をする人いろいろ･･･。

(左から)81歳、84歳、92歳、91歳、88歳のお元気なみなさん。朝のいこいのひと時。

サロンの開設に当たっては、空家になっていた愛知県常滑市大野町の実家を使用することにし、ボランティア仲間の協力を得てオープンしたのが昨年五月のこと。サロンでは、お茶やコーヒー、手作りのお菓子、昼食などを用意するが、お年寄りが気楽に来られ、ホッとくつろげる場所にしたいからと、何の制約も設けず、出入りも自由。歩いてサロンまで来られる人なら誰でも歓迎するというが、大野町は車で一〇分、歩いても三〇分もあれば端から端まで行ける

前ページ　　　目次へ　　　次ページ