喜・涙・笑 ふれあい活動奮戦記
最後まで幸せに生きるには元気なうちからふれあっておくことが大切だと思うんです
ふれあい・生きがい・助け合いの会「はっぴいわん」(愛知県)
「ここに遊びにくる方の中には、一人暮しで孤独を持て余していた方や、ぼけが入って家族に疎んじられていたかたもいるんですが、とにかく、ここに来れば仲間がいるし、ふれあいがあるからなんでしょうね、"ここはええ、ここがええ"と涙を流すほど喜んでくれて・・・。ボケが治って元気になってしまった人までいるくらいなんですよ。そういう姿を目の当たりにすると、こちらまで幸せな気分になれるから、今は毎日が楽しくて仕方ないの。先日などは、サロンの利用者でもある一人暮しの隣のおばあちゃんが腰を痛めてしまったんですが、病院に連れていってあげようかとか、買ってきてほしいものはないのと、みんな家族のように心配しましてね。困ったときには、その人のために何かしてあげたいと思えるような関係を知らず知らずに築けていたわけですが、こういうのが、本当の意味での助け合いなんじゃないかとも思うんですよ」
はずんだ声でこう語るのは、お年寄りのためのふれあいサロン『はっぴいわん』の代表を務める久保田久代さん。