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を実施、化粧前と化粧後の写真を撮り、ご本人にプレゼントしました。六月には、浦安市と千葉県地場企業のエッチ・アール・オー社よりそれぞれ講師を招き、「いきいきとシニア時代を生きる」と題する講演会を開催しました。その時、講師の中村氏より提言のあった「平成の寺小屋」の実践例として冒頭の交流会を実施した次第です。これらの取り組みに際し、さわやか福祉財団から具体的なアドバイスと支援をいただきました。

以上二回の交流会を経て、さらに地元の老人クラブ連合会とのパイプを太くすることを目的に、次に取り組んだのが、静岡県の伊東青年会議所の協力を得ての浦安市・伊東市両市の老人クラブ連合会の交流会。一〇月一日に、伊東市で開儀されました。お互いの暮らしぶりを発表し合い、最後はフォークダンスと体操で締めくくるというユニークな取り組みです。この中でわかったことは、高齢者の方々の地元に対する愛情とその裏返しとしての危機感。

「観光客の質問に地元の若い人が答えられないのは観光地として由々しき問題。何とかしなければ」。青年会議所としてもこれを受け止め、高験者の知恵を町づくりに生かす取り組みの必要性を痛感しました。

これら一連の取り組みに対しては、一貫して日本青年会議所九八年「豊かな超高齢化社会コミュニティー推進委員会」の平井委員長ほかメンバーの方々にバックアップもしていただきました。

迷いに迷った一年間、手探りの一年間、この貴重な体験を次年度の活動に生かしていきたいと今、考えています。

 

 

 

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