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さわやか談義

 

 

地域差の少ない人にやさしい介護保険を

 

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加藤 仁(かとう ひとし)さん ノンフィクション作家

(プロフィール)1947年名古屋市生まれ。72年早稲田大学政治経済学部卒業。73年在学中から勤務していた出版社を辞め、ノンフィクション作家として独立。以来、人物論、ドキュメント、ルポルタージュなどを手がけ、取材した人物は定年退職者だけでも1800人を超える。著書は『おお、定年』(文芸春秋)、「国鉄崩壊」(講談社)、『寝たきりの春』(同)、『50歳からの人生を楽しむ法』(同)、『老いてときめく』(潮出版社)など多数。

 

サラリーマンの生き方、定年問題など追ってきた作家の加藤 仁さんが、今度は「介護」の本を書いた。全国二〇〇カ所以上の介護の現場を歩いてまとめた『日本「介護」列島』(中央法規出版)だ。これを機に日本的介護の課題と行方を語っていただいた。(インタビュアーは尾崎 雄)

 

これまではサラリーマンの定年問題などを追求してきた加藤さんが、「介護」に取り組むことになったきっかけは何でしょう?

高齢者問題を取材し始めてから十九年目になります。これまで定年サラリーマンを中心に年に一〇

 

 

 

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