公的介護保険とふれあい社会づくり
さわやか福祉財団では、基本的な介護として公的介護保険の市民の立場に立った定着を、そして日常の生活支援や心のサポートはボランティアで、という理念のもとに、ふれあい社会づくりをすすめていきます。どうぞみなさまの「声」をお寄せください。
さぁ、言おう
[ひとりごと No.40 堀田 力]
勤勉に自己の人生を築いてきた人は、自堕落な生活破綻者を助けるのに抵抗を感じる。しかし、勤勉な努力家も、たとえば身体が不自由になり、人の助けを借りなければ生きていけなくなるときを迎えるかもしれない。
そうなったときの助け合いすら拒むというのは、自立ではなく自己過信であろう。強い時に助け合いを否定していた人が、弱くなってなお傲慢な態度で助けを求める見苦しい例が、少なくない。