たとえば、冒頭のエピソードにあった三味線を教えるための送迎もそのひとつ。同じようなケースで、短歌会に参加する際の送迎を引き受けたりもしているという。こうしてサービスを利用することに慣れていけば、今までのつながりから、日常生活のサポートや介護なども気軽に依頼できるような関係が作れるはずだと、平野さんは考えているのだ。
(左) 隣町の特養施設「真心の園」の買い物ボランティアに参加している会員。 (右) 正会員(85歳男性)宅にてお盆前にガラス窓を清掃。
「高齢社会を迎え、行政ではゴールドプランの実施や公的介護保険制度の導入を決定しましたが、一から十まで行政に頼ることは不可能。というのも、行政が福祉サービス
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