とにかく少しずつでも実績を積んで、佳民の信頼を得たいと語る平野さん。と同時に、サービスを上手に利用するための啓発運動も行っていきたいという。
「ボランティア精神の広がりで、自分のできる範囲で手助けしようと考えている人は、確実に増えている。でも、いざ、サービスを受ける側になると、他人の手を借りるのは恥ずかしいと思っている人たちのほうがまだまだ多い。そうした意識を改革して、サービスを上手に利用するための方法を啓発するためには、まずは、恥ずかしいと思う以前の段階、つまり、生きがいを手助けするようなサービスから入っていくのがいいようです」