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また標準的な介護サービスについては「通所型」「訪間型」「医療型」「痴呆型」の四つの類型に分けた。そのうえで適所サービスをより強く望むか否か、適所が可能か不可能かなど利用者の利用意向と身体状況と要介護度のレベルを組み合わせて一七タイプのサービスメニューを提示している。

たとえば比較的自立度の高い「要支援」なら適所サービスに重点を置いた組み合わせである「通所型」と、訪問サービスに重点を置いた組み合わせ「訪問型」を用意している。"最重度の介護を要する"「要介護4」の場合は「適所型」「訪問型」のほか、"頻回な適所サービスによる組み合わせ"である痴呆性高齢者向けの「痴呆型」と、"週三回の訪問看護を含む"「医療型」の合わせて四タイプの標準的なサービス組み合わせを用意している(表参照)。

 

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各標準サービスの特徴と適用対象者の概要

 

予想される地域格差への課題

こうした認定基準は今年一〇月からはじまる全国市町村のモデル認定事業で実際に活用される。その結果を見て手直しされることも考えられるが、今の時点で浮かび上がっているいくつかの課題を挙げてみよう。

 

 

 

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