日本財団 図書館


"助けられ上手"になるための5つのコツ!

1] 素直に感謝の気持ちを表す。

2] ボランティアで"お互い様"の経験を。

3] 好奇心を常に旺盛に。

4] 自分の意志を「きちん」と伝える。

5] 日頃から相談できる「よりどころ」をつくる。

 

ボランティア歴が影響!?

「ここに来てくださる高齢者の方はほとんど森田さんが連れて来てくださったんですよ」と久保田さんの話は続く。なになに? 聞けばこの森田さんは、地元ではかなりの事情通。『はっぴいわん』ができると聞いて、お友だちや一人暮らしの高齢者に声を掛けてくださったそうだ。地域に信頼の輪を築いている森田さんがいなければこんなに活発な活動はできなかっただろうとスタッフは感謝する。なるほど、森田さんは助けられているばかりではなく活動を支えてもいるのだ。さらに森田さんはじめ集まってくるメンバーの多くは、民生委員や保護司、高齢者の話し相手など豊富なボランティア歴を持っていた。「だから、スタッフの気持ちもよくわかるの。お互い様よ」というみなさんの言葉、なかなか奥深い。

血族重視の社会、市民による支え合いが欧米ほど活発でない日本では、「他人様の世話になるなんて」という閉鎖的な考えがまだ少なからず支配している。しかしこれからの高齢社会、介護はもちろん日常生活支

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION