する全京都建築高等職業訓練校(三年制)の木造建築科に入学することに決めた。
『京女工房』のメンバー。太田裕子さん(後ろ中央)は、若干21歳にしてすでに棟梁を務めるまでの腕前。炎天下での仕事で、みな、よく日焼けしている。
"墨付け"は大工のもっとも重要な仕事。これがきちんとできるようになれば一人前。カンナの削り方も堂に入っている横田さん。
「決断までには、半年以上も迷いました。まず、この年で果たしてプロになれるんやろかいう不安が大きかったし、授業は夜間だから、当然、家族にも迷惑がかかる。しかも、横田工務店の経理もせなあかんし、『京女工房』の仕事もある。そんな二足も三足もわらじがはけるんかとも考えました。子供に話したら、"あほちゃうか"と一喝されてしまうしね
前ページ 目次へ 次ページ